ヨコ文字をカタカナ語にすると、意味がかわることがおおいようです。
iron をアイロンと書けば 服のシワのばし ですし、アイアンと書けばゴルフのクラブの一種になります。
diet は減量をもふくむ食事療法のことですが、ダイエットは、食事に関係なく、減量一般のことになっています。
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駄洒落、すてゼリフ、わらいをとるための奇妙なコトバ、はては キャッチフレーズまで、こういったものが、なんでもかんでも、いま、ギャグといわれています。
コメディファンとしては、ギャグということばを もっと たいせつに あつかってもらいたいものだ と思っています。
「コメディーフランキーズ」という、舞台とおなじ名称を冠したフランキー堺主演の番組で、泉和助の名がギャグ担当としてタイトルにでたのが、ギャグという文字がテレビにあらわれた最初のことであったと記憶しております。
この当時は、ギャグということばは、コトバあそびを意味するものではありませんでした。ウゴキをともなっていたのです。動作がないものはギャグとはよんでおりませんでした。
泉和助は日劇ミュージックホールをホームグラウンドにしていたようで、残念なことに、実演をみることはできませんでしたが、1回だけ、NHKで演じたコントをみております。そのときのギャグはこういうものでした。
訪問先を辞去する場面です。
挨拶のことばを発しながら 後ろ手で 玄関の引き戸をひらきます。ひらく動作の途中で話しかけられます。
手をとめて、その話にこたえます。
話がおわって、辞去するにあたり、「じゃ」とばかりに 引き戸にかけた手を 後ろ手のまま うごかします。
つまり、ひらいた引き戸をしめてしまうのです。
回れ右しながら足をふみだして引き戸にぶつかる。
バラエティ番組「シャボン玉ホリデー」もギャグが満載でした。16ミリで撮影されたものが たまにテレビで放送される 有名なギャグが
合唱団が「ボルガの舟唄」を「えいこーら。えいこーら」と うたっている。
そこにハチマキをしめ ハッピを着た植木等が登場し、「おかァちゃんのためェ〜な〜ら」と声をだす。
合唱団は、ひきずられて、「え〜んや こ〜ら〜」と いってしまい、植木をにらむ。
植木、まわりを見て、「えっ。およびじゃない……およびじゃないね」(マがあって)「こりゃまた 失礼いたしました」。
と いうものです。最後のセリフは ずっこけるキッカケになっているのですが、ずっこけは蛇足ですね。
ビートルズ映画の「HELP!」もギャグが満載でした。当時の長編映画には中間にインターミッションがあり、トイレに行くことができたのですが、それほど長くない「HELP!」にもインターミッションがありました。その間は、メンバー4人が それぞれ ばらばらに あそんでいるシーンがうつしだされておりました。映画そのものがシャレでできていたようなものでした。
ハリウッドのミュージカル映画にもギャグがもりこまれていました。「ウエストサイド物語」で観客が一番わらったのが、マリアが「ミシンもシンガーよ」というところであったということが、アメリカの観客の低下したレベルを象徴しているのだと思います。
マルクス兄弟のギャグにはすごいものがありました。「マルクス捕物帖(A Night In Casablanca)」は、むかし8ミリ映画版を個人輸入したので じっくりと鑑賞した唯一の作品ですが、この映画、巻頭からおどろかせてくれます。
画面左にはビルの壁面。ハーポが片手をビルにあて、足首ちかくで足を交差させて立っている。
そこにチコがやってくる。
チコはハーポにあっちへ行こうと さそうのだが、ハーポはクビを左右にふって動かない。
(このあと、いつものパターンのやりとりがあって)
チコ「ビルをささえているつもりか」
ハーポは いつものパターンで はげしくクビを上下にふる。
そんなバカな、とばかり、チコはハーポをひっぱって上手にきえる。
(マがあって)ビルの壁面がくずれおちる。
現在、8ミリの映写機がてもとにありませんので、このフィルムをみることができないため、この部分は記憶でかいております。なお、この映画は 1946年の作品です。
いつものパターンで というのは、こういうことです。ハーポは一切しゃべりません。チコがハーポの意とするところを質問します。ハーポはクビをヨコにふって否定します。チコが再度ききます。ハーポがクビをふります。何度かくりかえしたあとでハーポがクビをタテにふり、チコが理解します。こういうパターンがあるのです。
《町では「いま何時?」「非常時」という出来の悪いギャグまで交わされた》
これは新聞の朝刊1面下部に記載されているコラムにあった文です。これはギャグではありませんね。単なる語呂あわせです。
このコラムのおしまいの文は「もっと、言葉を――。」でした。わらってしまいます。
Gene Kelly が雨のなかで "Singin' in the Rain" を うたい おどるシーンが あまりにも有名な映画「Singin' in the Rain」における、数年前に亡くなった Donald O'Connor の "Make 'Em Laugh" は、1曲をうたいながら 演じられる秀逸なギャグの連続です。文章にすると、とてつもなく ながくなってしまいます。一見をおすすめします。わたしの所有している DVD では チャプター11でした。あれぐらいの体技ができなくてはみごとなギャグは演じられないものなのですね。
日本のコメディアンのすばらしいギャグをみられるときが、今後、くるのでしょうか。
なお、英英辞典によりますと、今日では、英語の gag にも、ことば遊び、pun(地口)、ジョーク、なども ふくまれるようになっているようです。スラプスティク(slapstick)いま いずこ、の状況を象徴しているようです。
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リストラされて蓄えも底をつき、希望も失われてしまっておりました。
この仕事を教えてもらい、借金も返済して、
いまでは、都心の一等地の高層マンション住まいをしています。
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